プレゼントの作品情報・感想・評価

「プレゼント」に投稿された感想・評価

No.3028

■アカデミー賞・短編実写映画賞ノミネート作■

パレスチナ人にとっては、これが日常なのか・・。

冷蔵庫を買いに行くだけで、寿命が縮む・・。

こんな環境で育つことを強いられた少女のことを思うと、胸が痛む。

タイトル「The Present」は、

・プレゼント(贈り物)

と、

・現在(パレスチナ人の)

という、ダブルミーニングなのであろうか。
★★★liked it
『プレゼント』 ファラ・ナブルシ監督
The Present

パレスチナ発
24分ショートフィルム
アカデミー短編映画・ノミネート

ナチスに迫害されたユダヤ人が
パレスチナ人を迫害するのは悲しい

Trailer
https://youtu.be/-Kl09vy6p2c
Full Movie
https://hoppy-happy-theater.com/shortfilms/251/
ryusan

ryusanの感想・評価

3.7
休日に父と可愛い愛娘でちょっと隣町へのお買い物。
しかしそこにはパレエスチナとイスラエルの国境があった。
ID を忘れ仮収容、やっと入国でき、妻へのプレゼントに冷蔵庫を買ったものの、再び国境で揉め事が。
それはそれは楽しくて惨めで長い長い一日だった。

映画は葛藤で面白くなる。この作品はフィクションですが、いまだに自由に行きたい所に行けない世界がたくさんあると思うとちょっと複雑な心境です。そしてそれが作者の意図そのものでしょう。
2021年度アカデミー賞短編ノミネート作です。


ブログ「Filmarks人気ユーザーベストテン」更新しましたので宜しくお願いします。
http://blog.livedoor.jp/filmactors/
どど丼

どど丼の感想・評価

3.8
第93回アカデミー賞強化週間(17本目)

短編実写映画賞ノミネート作品。パレスチナ人の親子が買い物に行く話。買い物行くにも検問所通らないといけないというキツさ。リアルを描くからこそ最後の緊迫感は増したか。パレスチナ問題の一片を意外な視点から観られる一本。
あーち

あーちの感想・評価

4.0
オスカー 短編実写ノミネート

パレスチナの現状。
短編らしいキレがある。
CHEBUNBUN

CHEBUNBUNの感想・評価

3.0
【親子でも投獄されます】
第93回アカデミー賞短編実写映画賞ノミネート作。結婚記念日のプレゼントを買いに父と娘は出かけるが、検問に差し掛かりIDカードを忘れたことに気づく。しかし時すでに遅し、簡易牢獄に入れられてしまう。

冒頭のメガ密検問シーンは面白いが、話は陳腐だな。
【異常な日常】

ブリリア・ショートショートシアター・オンラインにて。
「残り1日」という表示に慌てて鑑賞したパレスチナ発のショートフィルム。

「プレゼント」というほんわかした匂いのするタイトルとは裏腹に、日本人が決して知ることのない日常の「温度差」を感じる作品。

舞台は、今尚混沌の中にあるパレスチナ。
結婚記念日を迎えた夫婦と娘のアスミン。
母は留守番のため家に残り、父と娘が街に買い物に行く、ただそれだけのありふれた「日常」を切り取った作品。
そう、日本に暮らす我々が言葉で発する「日常」とは明らかに違う「日常」の中で生きている人々の姿に胸が苦しくなる。

僕たちにとっての「家」→「お買い物」→「家」という、言ってしまえば「日記にも書くことないくらいに平凡な一日」ですら、彼らにとっては「命懸け」なのだということ。
そして、それが彼らにとっての「日常」となりつつあるという事。

(悲しいけど、これって戦争なのよね)

そこに生まれたことを恨むでも悔やむでもなく、ただそこで生きているということ。
しかし、例えそれが日常だとしても「平気」かどうかというのは別問題。

一家が街へ買い物に出かけるためには、兵士たちが常駐する検問を通過しなければならなかった。
しかし、ここの兵士たちはまるで自分たちが天上人でもあるかのように振舞う。
まるで「ここを通りたければ俺たちにひれ伏せ」とでも言わんばかりに。

本来なら「平和の維持」が目的の兵士が、生活の「日常」を分断する。
娘に危害が及ぶことを恐れたパパは大人しく従うが、兵士たちは「家族のささやかな幸せ」すらも土足で踏みにじる。

もちろん、兵士たちも規則を前提に動いているため、感情論で「通す」「通さない」を決めることは出来ない。
例え若い母親と乳飲み子だけだったとしても、許可証に不備があれば、そこを通すわけにはいかないのが彼らのルールなのだ。

(もううんざりだ!)

市民は平和に暮らしたいだけ。
街に買い物に行って「あぁ今日は楽しかったね」と語り合いながら、その気持ちのまま家に帰りたいだけなのだ。
それなのに、平和の為に何故「仕打ち」を受けなければいけないのか?

「我慢」は仕方がない。危険を排除するためならばそれは必要だろう。
しかし、平和を望む市民が、平和を守るはずの兵士から蔑まれるというあまりにも矛盾した状況。

ついに我慢の限界に達し兵士と一触即発状態になる父の横を、涙を堪えながらゲートを越えて行く娘。

このゲートを越えたすぐそこにあるパパとママと私の三人の幸せな生活。
何故、兵隊さんがそこに立ち入るの?
何故、買い物の中身までいちいち見られるの?
何故、パパに銃を向けるの?

「止まれ!撃つぞ!!」
「やりすぎだ!ほっておけ、あの子は子供だ。」
「いや、上に報告する!」

兵士の間でも異なる意見や熱量。

平和を守るために犠牲になるのはいつも弱いものたち。
だけど、本当の平和とは彼らが犠牲にならなくてもいい世の中のことではないのか?

やっとの思いで検問を通過する親子。
そんな一日の夜が更ける。
それすらも彼らの「異常な日常」。
「プレゼント」(パレスチナ、2019年) 2021年アカデミー賞短編実写映画賞ノミネート作。

母親への贈り物を買いにヨルダン川西地区に行く父親と娘。検問所での兵士の理不尽な尋問に苦しめられる。

「規則だから通せない」と言い張る兵士たち。娘の機転で事なきを得るが、解せない重苦しさと息苦しさだけが残る。
KENTADOMAE

KENTADOMAEの感想・評価

3.9
ただ帰りたいだけなのに…

パレスチナ人が結婚記念日に妻にプレゼントを買って帰ってくるだけなのに
理不尽な検閲と辛い規則によって苦痛を味わう作品。

このような現実があることはもっと伝わって欲しいと同時に
融通のきかない環境について考えさせられた。
規則をたてに、出来ないことは自分の日常の中でもあると思う。
きっとこの兵士が単純に悪いわけではない
pukupukupu

pukupukupuの感想・評価

4.3

このレビューはネタバレを含みます

・若者に言って年寄りを列に割り込まさせるような優しさを持っている主人公だったが、検問所で調子に乗って態度が悪かったせいで目をつけられたのがもったいなかったし、帰りにも子供が近くにいるのに騒ぎ立てているので死にたいのかと思った。一方、検問所の人間は権限を持っていてタチが悪く、袋に入った漏らしたジーンズに気づいて侮辱的だったり、融通がきかないのには腹が立った。
・許可書がないのに子供を使って検問所を通ろうとするような人がいるのも良くない。子供をだしにして同情を買おうとする人がいるせいでさらに検問が厳しくなる気がした。
・父娘の関係性が全体的に良かったのと、最後冷蔵庫を押す娘がたくましく見えた。大人社会の馬鹿馬鹿しさを純粋な子供が斬ったようだった。また娘が漏らした事を父親に訴えている時の目力も良かった。演技初挑戦らしいが上手だった。
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