12人の人格を持った少女が、殺人事件の参考人として警察に呼ばれるお話
意外と面白かった！！
好き嫌いは分かれそうだけど、『ウィーアーリトルゾンビーズ』や庵野監督の実写作品が好きな人には絶対にお勧めできる映画だ！！
冒頭は何が何やらわからぬまま、少女の一人語りが始まる。警察の人から「この少女は12人の人格を持っている」「ある殺人事件が起きた」とだけ説明されるが、その他は一切不明。今話している人格は誰なのかなどもわからない。そのおかげで着いていくのに苦労する。
しかし、公園で主人公と少年が出会ってから一気に面白くなる。段々と話に引き込まれていき、気づいた時にはどっぷりハマっていた。話の筋が見えない状態から「なるほど、こういう話なのか！」と判明する瞬間が凄く気持ちが良い。
中盤からの展開はネタバレになるので何も言えないが、かなり面白かった。
ジャンルがぎっしり詰まっている。青春もの、ドラマ、ホラー、コメディなどなど、1時間10分程度の時間で様々な要素が詰まっていて、尚且つ満足できる面白い映画！
影響を受けた監督のところに山田尚子先生が載っていて嬉しくなった。今後もこの監督が楽しみ。
