台詞、カットが多めで情報過多に思えるが、その積み重ねでそれぞれの思想、キャラクタが見えてくる。
それが絶え間なく続いく過程で、さながらこの事案に巻き込まれた彼らと同じように目まぐるしい展開を追いかける。
最低限その時勢を知っておくと理解が楽になるだろうが、それがなくとも冒頭からの流れで理解できるように作られている。
その意思決定がどこの誰にツケを払わせているのか。それがここまでわかりやすくても蓋をされる。
それが自らだったり、遠い他者だったりすると尚更蓋ができてしまう。
民主主義という制度そのもの、それに対する人々の有り様。