ベトナム戦争に反対した人達の裁判ドラマ。
1968年アメリカはベトナム戦争が激化し若者たちがどんどん徴兵されていた。そんな中、戦争反対運動で暴動を起こしたとされる人達の裁判が開かれることに…
ベトナム戦争や警官による行きすぎた取り締まりや、黒人問題まで盛り込んだ裁判ドラマ作品。今作は当時のアメリカ情勢をしっかり入れた考えさせられる裁判映画でした。ベトナム戦争は果たして必要だったのか、反対運動とそれを取り締まる権力、黒人に対する扱いなど論点がごった返していましたが、ラストはわりかしまとめられていたかなと思いました。
そしてエディレッドメインなど役者たちの演技もよかったです。自分たちの意思はしっかり持っているが、裁判では意思をうまく伝えられないやるせなさが伝わってきました。またマイケルキートンの大物感は流石でしたね。
見せ方としては会話劇が主なのであまり派手さはありませんが、カタルシス溢れるラストはなかなかよかったと思います。いい意味でアメリカらしい映画でした。
