シカゴで開催される民主党大会にぶつけて反戦抗議デモを行った代表者8人(ブラックパンサーの人は途中で審理除外されて7人に)が騒乱の共謀扇動罪で国家から訴えられた裁判の顛末。
政府が偏狭な裁判官による恥を晒しただけの政治裁判。
間に黒人差別や主義主張の違いよる被告人達の反目、家族愛、原告アメリカの裏工作、弁護士の正義、などなどが描かれていて2時間飽きさせない。
係争中同情に値する被告達にも悪いところはあった的な微妙なバランスも。
いきなり人物の羅列やいきなり裁判で分かりにくかったが、時代背景や事件の内容を調べたらより理解出来た。
エディレッドメインっていくつになっても若造役が似合ってるわ。
ジョセフゴードンレヴィットは相変わらず清廉な感じが素敵だ。
法廷物は検事と弁護人の攻防が見所だと思うけど、判事対被告人(弁護士)って面白い。
権力に対する勝利は何の疑いもなく喝采出来るよね。
最後の陳述は感動したが、色々あって裁判官に一矢報いた、で終わったそんな感想……。