もこもも

クラウズ 雲の彼方へのもこもものレビュー・感想・評価

クラウズ 雲の彼方へ(2020年製作の映画)
4.0
音楽の才能に恵まれながらも癌を患い余命6ヶ月と宣告されたザック・ソビアックの実話を描いた作品

めっちゃ感動した
友情や恋愛など色んな愛が
作中には溢れていたけど
特に家族愛に感動してしまう
誰もが平等の"限りある人生"について
深く考えさせられて心震わされた
これが実話なところがより感動して
多分1人やったら涙出てた気がする

「たった一度の刺激的で
 貴重な人生でなにをするか?」

死と向き合いながらも
大好きな音楽を楽しみ
常に明るく希望を忘れない
そんなザック・ソビアックの生き様に
大きな勇気をもらえる

エッセイの課題を出されて
玄関の前に座り込むザックに
お母さんが放つセリフがとっても素敵
まだまだ未来がある若者が
長い闘病生活で受けた多くの苦しみや
ガンによって人生の幕を降ろされることは
とってもつらく悲しいことやけど
誰しも人生には終わりがあって
限りが分かるからこそ大切に生きれることもある

「死が迫ってなくても人生を大事に」

これこそがベストなどとは言わへんけど
こんなに沢山の人の愛を受けて
自分の好きなことで夢を掴めて
彼の生き様が映画になって
多くの人に幸せを与えたのは事実で
ザックは幸せやったんじゃないかな

可能性を諦めず後悔が残らないように
いつも全力で献身的で強くて優しいお母さん
車をサプライズした後夫婦の会話の中で日に日に弱っていく息子に対して「何もしてあげられない」と苦しみを漏らすお父さん
先生と寝そべり空を見ながら話すシーン
妹にリモコンを渡してテレビを観るシーン
ライブ観客全員での歌唱シーン
エンドロールで流れる本物のザック
多くの場面で愛による感動に胸が震えた
今を大切に生きないとね

「"当たり前"のために戦う人たちがいる
 信じて欲しい 僕は戦士だ」
もこもも

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