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サン・セバスチャンへ、ようこそのmimicoのレビュー・感想・評価

3.7
美しいサン・セバスチャンの地で催される映画祭にやってきた元映画教授の初老の夫と、仕事に夢中なプレスエージェントの妻。二人の互いに対する思いの熱量の差は激しく、その悔い違いが夫にとってはストレスフルな状況を生み、彼はやがて昼も夜も奇妙なモノクロームの夢を見るようになる。

ヨーロッパの俳優が多いせいか、あまりなじみのあるキャストはいなかったが、久しぶりに見たジーナ・ガーションの生き生きとした美しさにはびっくり。

一般的には辛口の評が多いようだが、美しい映像に名作映画のオマージュなど、個人的にはかなり楽しめた。
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