カーネル

愛のまなざしをのカーネルのネタバレレビュー・内容・結末

愛のまなざしを(2020年製作の映画)
2.6

このレビューはネタバレを含みます

何故かフライヤーがあったので(多分、藤原大祐に引っ掛かったんだな)機会を得て見てみました。

冒頭に、まっ黒の背景に白い文字で

 その手は
 いつも私の肩に触れていた
 私は常に感じていたのだ
 愛のまなざしを 

最後の行でタイトルアップとなるんですが、肩に触れられた〝手〟で〝まなざし〟を感じるんだ………と、思ったが最後、気になって気になってw
劇中に何度か出てくる、背中をさするような手はちょっとホラーっぽかった。

全体的にチープな作りは、狙いなのかな。
制作がキリシマ1945なので、そんな単純じゃない?結構好きなの作ってくれてるので観てますが、今作はハマらなかった。
万田邦敏監督作品はお初でした。

粘着タイプの綾子を演じた杉野希妃はプロデューサーも兼ねてるけど、俳優としては上手く思えなかったので入り込めなかったってのもあります。
片桐はいりが何か仕掛けてくれるんじゃないかと、待ってたのですが………。残念。


ストーリーも何が面白いのかわからない。
〝救いを求め、堕ちてゆく〟
この手の愛憎劇は珍しくないのでは?と思ったら、フライヤーにもその線上に位置付けられるであろう、ってありました。
女の強靭さを見抜き、その覚悟を見せつける、強烈な愛の物語となった………とも書いてあります。
確かに綾子のキャラはインパクトはありますが、そこに強烈な〝愛〟を見いだせなかった私でした。

〝鬼才〟の凄さがピンとこず、すまんな。
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