薩摩藩出身で明治政府の高官を務め、
大阪商工会議所全身を築いた実業家
【五代友厚】の生涯を描いた作品。
観る前は、三浦翔平が坂本龍馬？
ちょっと龍馬のイメージとは…と思った事を心から三浦翔平さんにお詫びしたいです。
今までの彼のイメージにはない（失礼…）骨太の男らしい龍馬がそこにいました。
これは必見です‼︎
龍馬と五代友厚（三浦春馬さん）、
そこに絡む愛嬌に溢れた弥太郎、
人懐っこくチャーミングな伊藤博文、
それぞれ西川貴教さん、森永悠希さん、と今までのイメージを覆すキャスティングがはまり、4人がいきいきと夢を語り合う場面が素晴らしかった。
はると豊子、母役の筒井さん、本当にすべてのキャストが見事に演じ切っていた。
そしてとにかく五代友厚が熱い。
『実もいらぬ、名もいらぬ、ただ未来へ』
ただただ日本の未来の事だけを考え、
目標に向かい、志と熱い思いを持って人生を費やした五代友厚。
三浦春馬の表情、目線、しぐさのひとつひとつが五代友厚そのもののように思われ、彼のこの作品にかける想いが伝わってくる。
殺陣、英語力も素晴らしく、【三浦春馬】が【日本人俳優として世界での活躍】を見据えていた未来が見たかったと改めて思いました。
五代友厚の功績が大きすぎて、足早になり描ききれない部分がもったいない。
もっと知りたいまだ観たいと思わせられる。
今のこの不安な時代。
今だからこそ心に響く！
たくさんの人に届いてほしい映画です。
