このレビューはネタバレを含みます
五代友厚のことを知らなかった自分を恥じました。
五代友厚と三浦春馬の生き様を
重ね合わせて観てしまう映画。
最初は、三浦春馬の姿を見る度に
悲しくなって物語が入ってきませんでしたが、途中からはいつの間にか五代友厚として生きる姿に夢中になって、
物語を追っていました。
最後の未公開シーンでは、
確かにそこに三浦春馬が、
三浦春馬として生きていて、
きらきら輝いて見えました。
ほんとうに生きていたんだな、と、
月並みの言葉しか出てこないけれど、
私の中では生き続けているな、と、
そんなことを思いました。
上映後、拍手が鳴り響き、
自分だけじゃなくて、みんな悲しいし、
それでも前を向いて歩いて行くひとがたくさんいるんだと実感しました。
五代友厚がつくってくれた日本で、
三浦春馬が遺してくれた作品を観て、
夢を叶えるために生きていこうと思います。