あんじょーら

いつかの君にもわかることのあんじょーらのレビュー・感想・評価

いつかの君にもわかること(2020年製作の映画)
3.8
ウベルト・パゾリーニ監督     キノフィルムズ     U-NEXT



2023年見逃し後追い作品 その2


2023年公開映画の32本目/今年81本目  36/100 を目指しています。


またまたカタパルさんのオススメなんで観ました。


そろそろ今年のベスト10とかいろいろ出てくる事になるでしょう。カタパルさんは優しいし、まぁいろいろ見ていた方が年末にお会いする時も楽しめますから、だからこそ、11月の段階で2023年の暫定ベスト10を教えてもらいました。その中で今すぐ見れる作品だったのが、本作。今年はどのくらい見ているのかワカラナイですけれど、カタパルさんはきっと300本くらい年間に観る人なんで私は1/10くらいですから、比較にならないのですが。




事前情報は全くなし。何の映画なのかも知らないで観ましたが、これが最も映画を楽しめると思います、ジャケすら観てないです。


いろいろな街の風景が映る中(窓の外から見る中の世界は、優しく清潔で温かみを感じます)、窓の清掃をする男(ジェームズ・ノートン)は仕事を終えて家に帰ると男の子が迎えてくれて・・・というのが冒頭です。


これは、とてもヘヴィーな案件を扱った作品で、気軽な気持ちで観るのは避けた方が良いと思います。しかし、映画が好きな方、死について考えた事がある方には、強くオススメしますし、家族がいる人にも、オススメしたい。


ウベルト・パゾリーニ監督、初めて観る監督ですが、非常に面白かった、考えさせられました。


主演のジェームズ・ノートンさんも初見ですけれど、素晴らしい演技、というか、本当にそういう人に見えます。


原題は「Nowwhere Special」邦題は悪くはないと思います。



ネタバレなしで言える事は大変少ないのですが、誰しも必ず起こる事についての映画。しかもそれを託さなければならない、という当たり前だけれど、なかなか考えない事に対しての映画です。


是非のオススメ。