カレス

NETFLIX 世界征服の野望のカレスのレビュー・感想・評価

NETFLIX 世界征服の野望(2019年製作の映画)
4.0
これ見ました。

2019年のドキュメンタリー、IMDb評価は6.8、興味ない人は見てもおもしろくないでしょうね。
ブロックバスターの元CEO
Netflixの初代CEO兼共同設立者
ほか業界関係者のインタビューよりNetflix創立からの物語をたどる。


以下ネタバレ含む



ブロックバスターはビデオ1万点以上揃えるレンタルビデオ店が世界に8,000店舗あって、一方のNetflixは媒体のDVD化を機に郵便によるレンタルを始めようとしていた。開業初日は108件の注文があったが、PCは1台しかなく初日にダウンしたw 急遽電器店でPCを10台に増やしたww
レンタル業からネット配信を始めるあたりも語られるが、ちょっと薄味かも。
レンタルが順調だった頃、ある政界のビッグニュースをDVDにまとめ希望者に無料配布したところ反響が大きかった。これがオリジナル作品を作るルーツなのかなと思った。
Netflixは資金繰りに詰まりブロックバスターに出資を持ちかけたことがある。それは本作に出演しているネトフリ初代CEOがブロックバスター元CEOに会いに行って相談したのだが、ネトフリが確か5,000万ドルほど持ちかけたところブロックバスター元CEOは(そんな価値がどこにある?的に)鼻で笑ったらしい。
結局ブロックバスターはなくなってしまったが、同社の大ボスみたいのが方針を間違えたのが原因で、元CEOはその方針が納得できず辞職したとの事。アラスカ最後のブロックバスター店舗の話がおもしろかった。


GAFA、FANG
Alphabet(Google)、Amazon、Meta(Facebook)、Appleの4社をGAFAと呼んで情報化社会を牽引したビッグ4と賞賛するらしい。また各市場で完全に支配的な企業をFANG(Facebook、Amazon、Netflix、Google)というらしい。
企業規模から見ると、Netflixは日本国内のテレビ局より圧倒的に大きい(時価総額2723億ドル)。オリジナル作品製作については映画製作会社に比べてかなりの高額を投資している。
初期のNetflixオリジナルドラマ
『ハウス・オブ・カード 野望の階段』
『オレンジ・イズ・ニュー・ブラック 塀の中の彼女たち』
は人気を博した。
Netflixのオリジナル作品は会員数拡大のための先行投資であり、その投資資金はまだ未回収だそうだ。

オマケ
Netflixオリジナル映画の一覧 (Wikipedia)
https://ja.wikipedia.org/wiki/Netflix%E3%82%AA%E3%83%AA%E3%82%B8%E3%83%8A%E3%83%AB%E6%98%A0%E7%94%BB%E3%81%AE%E4%B8%80%E8%A6%A7?wprov=sfti1#%E3%83%89%E3%83%A9%E3%83%9E
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