「映画ってスクリーンを通して現在と過去を繋げてくれてると思う」
もう名言すぎて心が震えた。
「スウィングガール」「リンダリンダリンダ」「桐島部活やめるってよ」、近年では「アルプススタンドのはしのほう」と言った青春映画は自分の心に突き刺さる傑作が多いわけだけど、その中でも群を抜いて心を揺さぶられた。
こういうものづくり系の映画って出来上がりをどう表現するのかが一番のカタルシスに繋がると思うんだけど、それをある意味一回ぶっ壊してその場で再構成しちゃうラストシーンの気持ちよさ。
アイドル俳優を起用したキラキラ映画ですら愛すべき映画だよっていう監督の映画愛がすごく温かくて胸熱だった。時代劇、SF恋愛、青春群像劇、それと映画に対する熱い想い、こんな一見関係ない事柄を綺麗にまとめた監督の脚本力に、ただただ感動した。
主役のはだし監督は勿論のことビート板やブルーハワイといった脇を固める役もキャラが立っていて、個人的にビート板が可愛すぎた(なんのこっちゃ笑)
とにかくラストシーンが好きすぎる作品。上記の作品にピンと来たら見とくべき作品だと思う。