時代劇、SF、恋愛、青春、いろいろなジャンルを横断する映画愛に満ちた作品。
登場人物みんな、やりたいことに一直線で気持ちいい！周りの目を気にしてる自分にハッとした。
一見キラキラ青春映画を敵に回すように見えて、実は本作がキラキラ青春映画に向かいながら、最後はすべての映画を肯定してくれる。
コロナで延期されずに夏に観られたことが何より嬉しい。
主演の伊藤万理華さんがいい役者さんだなと思って調べてみたら、まさかの元乃木坂。アイドルらしさを全く感じさせない演技。これからが楽しみ。
コロナの影響で、映画を題材にした映画が刺さりまくる。それにしても、『映画大好きポンポさん』、『キネマの神様』、本作など最近多い。
映画の映画としてではなく、青春映画としても『桐島、部活やめるってよ』をアップデートした大傑作。
主題歌の『異星人と熱帯夜』が作品のエモさを増してる。ずっとリピートしてる。
『スタンド・バイ・ミー』、『海街diary』と並んで、毎年夏に観る映画になりそう。
