TomokiHayashi

サマーフィルムにのってのTomokiHayashiのレビュー・感想・評価

サマーフィルムにのって(2020年製作の映画)
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学校に一人は必ずいる老け顔の同級生をキャスティングするところと、それが初めて彼の存在価値を高めるところは、「あるある!」と笑った。

然して映画に興味のない即席チームの割に皆協力的であるところとか、いいやつばっかりの高校生活とか妙にリアリティないけど、ファンタジーだと思えば受容できる。
でも映画1本撮り終えればみんな仲間になるよね。『映像研』のような尊さを画面に探してしまった。 

ただ、問題はその後

あれだけ恋愛映画サゲしておきながら最後恋愛に着地するのかよ!映画好きなら想像もしないような蛮行を犯しておきながら、恋愛のために映画撮っていたのか!?とラストの殺陣には興醒め
「ライバルだったら、倒さなきゃ」の安い伏線回収したがりだったのか、そもそもSF要素必要だったのか?

脚本はロロの三浦直之さん

“いいっていいって ぶっつぶすから”
”わたし とんでもないやつなんです”
伊藤万理華の女優としての魅力が知れたのは良かった。

『カメ止め』でも思ったけど、いやここで『カメ止め』を持ち出すのは違うかもしれないけど、元々大好物なテーマなだけに、もっとちゃんと作ってほしかった。
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