緩やかさ

サマーフィルムにのっての緩やかさのレビュー・感想・評価

サマーフィルムにのって(2020年製作の映画)
3.5
周りに自主映画を撮る友人がいて、制作を手伝ったことがあるという人は結構多いのでは。

ショートフィルムというジャンルが確立され、映像制作にエントリーしやすい、

昨今は商業映画も普通にiPhoneで撮ってるし、
編集ソフトでPCで手軽に作れるので、
この映画の劇中作品のように学生が大規模なクルー(揃いのスタッフTシャツを着ている)で撮影することもあるのでしょう。


私も学生の頃に友人に頼まれて複数の自主制作映画の手伝いをしたことがあります。
自分の頃はホームビデオ用の小さいテープ(規格名忘れた)に録って、
VHSにアナログにダビングして編集していくみたいな感じでした。

少し上の世代だと8ミリ映画ですよね。
フィルム一つ買うのも高額ですしたいへんだったと思います。
こういうところはテクノロジーの進歩に素直に感謝です。
可能性がグッと広がります。


余談ですが商業映画でもロケ地で撮影許可を申請しない、いわゆるゲリラ撮影を行うことはあるみたいで、
映画製作ってたいへんだなと思います。
映り込みとか無いかドキドキしちゃうし、当たり前ですが私は映画を観る側の人です。


本作の話に戻ると、

事前の知識なしで観たので、中盤で「え?そういう設定あるの(ネタバレ防止します)」となり、
個人的に少しモヤっとしました。

(あと、貫禄ある高校生役が「貫禄ある高校生見つけてきたなー」と思ってたら当時35歳の俳優さんでした)


ですが、観終わったらそんなことは気にならないくらい楽しく爽快な作品でした。
観て良かった。


ハダシの時代劇愛が熱くて、劇中で言及する映画(「座頭市物語」「十三人の刺客」等)を観たくなる。
ハダシがカツシンの顔真似するところすごく面白かった笑


(ちょいネタバレ)







ライバル監督が絶対やなやつでしょと思ってたらそうではなかった。
めちゃいい人!
緩やかさ

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