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マチルダ
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『マチルダ』に投稿された感想・評価

日本にも「いかレスラー」(2004)という映画があったが、あれはイギリス映画の「えびボクサー」(2002)の二番煎じだった。カンガルーが無敵のボクサーとして大活躍する本作はえびボクサーから遡ること20年以上も前の映画である。ということは動物コンバットスポーツ物(?)の元祖なのだろうか。まあどうでもいいけど…。しかしちゃんと黒字で収めたというから大した手腕だ。日本でも劇場公開されていたらしいが、大丈夫だったのかこれ。「M★A★S★H」のエリオット・グールド主演!とかの一点アピールで乗り切ったのかな。

オスのカンガルー、マチルダと一緒に、アメリカにやってきた元ボクサーの英国人ビリー・ベイカー(クライヴ・レヴィル)は、マチルダを零細芸能事務所にサーカスの出し物として売り込む。
芸能事務所の個人事業主バーニー(エリオット・グールド)は他にエージェントの口もない為、渋々一人と一匹を受け入れるが、マチルダが実は並外れたボクシングの才能を持っている事を知ったバーニーは、策略を巡らして現役ヘビー級チャンピオン、リー・ドカティとマチルダを戦わせ、ドカティを一撃でノックアウトしてしまう。
一躍有名になったマチルダを連れ、バーニー、ビリー、それに運転手のビルの三人でアメリカ全土を回り、ボクシングの試合を次々と総嘗めにしていく。
順調にマチルダが名声を高めていく中、ドカティのパトロンであるマフィアの親玉はマチルダの抹殺を目論む。また、動物虐待を訴える活動家からも標的にされてしまう。様々な思惑が絡む中、マチルダは全米で勝利することが出来るのか?という話。

サブプロットが壊滅的にグダグダ。マチルダはどんな試合も一発で相手をノックダウンしてしまうので、メインプロットもグダグダ。お調子者のグールドが訴訟一歩手前のセクハラしたり裸足で歩くのを楽しむ作品。

最初は本物のカンガルーを使う事も検討されたらしい(!)が、人間の俳優と現物カンガルーのクロスカッティングが絵的にウザ過ぎてやめたらしい…そっちかよ。
結局着ぐるみになったのは良いが、瞳孔が散大したような目つきをしている為怖い。ポスターは可愛らしげなカンガルーのイラストになっているが、英断。内容は明らかな子供向けなのに、肝心のカンガルーがアレだと、観にきた子供が泣き出したのでは?音量の絞り方間違えたのか、たまにすごい小さい声でキューキュー鳴いているのがまた一段と不気味。

しかしアレな映画な割にはポール・ギャリコ原作、エリオット・グールド主演でロバート・ミッチャムまで出演、気の抜けた主題歌はパット&デビ―・ブーン父娘が歌唱と地味に豪華だ。どういう縁で呼んできたんだ?

タクシー運転手なんかやめて俺たちとビジネスやろうぜ!って誘われたロイ・クラークが、返事の代わりにバックミラーをおもむろに眺めてニカッと笑い、帽子を外してサングラス掛けた途端、警戒な音楽が流れるの最高にアメリカ!で好き。
かつてはリズ・テイラー主演の映画を撮っていたダニエル・マンも晩年にはカンガルーがボクサーになる河崎実的な映画を撮っていたことにまず驚く。しかもエリオット・グールドやロバート・ミッチャムまでキャスティングされているとは!映画の世界は本当に面白い。
コメディとしても中途半端だし、ボクシングモノとしても中途半端なので正直微妙な映画ではあるものの、こういう訳分からない企画が通っていた時代が本当に羨ましい。どうせなら、ライバルがカルガルー以外の動物をボクサーとして育てていたみたいなぶっ飛び展開のコメディが観たかった。