全体的に荒削りですが、世紀末な世界に矯正された暴力刑事が放り込まれるという話のアイデアが非常に良く、芯が通っていると感じられる作品です。まだまだ面白くなる余地があると思うので、そのへんは監督の次回作に期待したいところ。
キャストでは桃山役の森羅万象さんが一番のお気に入り。中盤からは主演を完全に食ってしまうほどの存在感で、こんなすごい役者日本いたんだ!?と驚いています。
監督がラジオで『最近は死期が迫っているのであんまり怒らなくなった』と答えていましたが、全然怒り有り余ってるじゃんって思いました。