いつも監督する時は政治的な映画を撮ってたジョージ・クルーニーのSFもの。
謎の災害で壊滅状態の地球に残り、宇宙に出た人類に帰還するなと北極から警告し続ける老博士（ジョージ・クルーニー）は、避難が遅れた迷子の少女アイリスを保護する。
一方、地球の状況を知らず、居住可能な惑星を見つけて地球に帰還しようとしている宇宙探査船。女性宇宙飛行士（フェリシティ・ジョーンズ）は博士からの信号をキャッチする。
…みたいな話。前半の、博士と少女の北極の冒険が良かったが、宇宙パートはあまり盛り上がらなかった。別に宇宙のパートが悪いわけではないが博士とアイリスの冒険をもっと観たかったかもしれない。最後は、この手のリアル宇宙映画にありがちだがヌルっと終わる。
また、リアル宇宙映画はどれも家族の話になるよね。悪いわけじゃないけど、あと1個2個大きなイベントが欲しかったかもしれない。あとも髭伸ばして頑張ってるけどまだ60歳にもなってない絶倫のジョージ・クルーニーが余命幾ばくもない老人するのは少し無理があったかも（生命力が溢れすぎていて、まだ40年は余裕で生きそう）。
コロナ禍の都会生活者とかが観ると感情移入しやすいかも。
