gock221Bさんの映画レビュー・感想・評価

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ニンジャバットマン対ヤクザリーグ(2025年製作の映画)

3.0

前作とスタッフやアニメ制作スタジオなど全部同じ、中島かずきによる昭和の日本サブカルをまぶしてトリガーアニメっぽく動く荒唐無稽なノリも全部一緒だけど前作は凄く嫌いだったが今回は楽しかったです
前回は「こ
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恋するプリテンダー(2023年製作の映画)

3.0

主人公2人は出会った瞬間から惹かれており意気投合
登場人物は全員善人(恋のライバルでさえ)な上に主人公二人をくっつけようとしている
と、いう障害が全く無い惹かれ合う男女。邪魔者がいないので邪魔は二人の
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ロングレッグス(2024年製作の映画)

3.0

舞台も僕が好きな90年代だし、描写も数々の名作90年代サイコスリラーみたいで全編不気味でカッコいい
中盤くらいまでは傑作!と思ってたけど終盤、全部謎が明かされて終劇する頃には明らかにテンションが落ちた
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ANORA アノーラ(2024年製作の映画)

4.0

この監督の映画はじめて観たけど全編めちゃくちゃおもろかった
文句なし
やっぱ中盤の悪趣味なドタバタが一番おもろかった(全員ここだけ他の場面より誇張されたようなキャラになってる気がする)
主人公アニーが
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ドリーム・シナリオ(2023年製作の映画)

3.0

SNSの炎上を、他人の夢に出てくる事になぞらえたダークコメディ映画
「ニコラス・ケイジが多くの人の夢に出てくる映画」というキャッチーすぎる映画……その割に大してヒットしてない、というこういう映画は経験
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インフィニティ・プール(2023年製作の映画)

3.0

「罪を犯すと死刑だが、金さえ払えばクローンを作ってそのクローンを死刑にすればいい」…という架空の島の話
主人公を誘って一緒に悪さしていたミア・ゴスが、主人公を嵌めようとしてる悪いやつなのか……と思わせ
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Broken Rage(2024年製作の映画)

3.0

シリアスな犯罪ドラマを30分描いて……そして同じキャラクターと同じ話をそのままコメディとして繰り返す1時間の中編映画
二部構成ってことで先日亡くなったたけしも好きなデヴィッド・リンチの『ロスト・ハイウ
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邪悪なるもの(2023年製作の映画)

3.5

「何だ今の銃声?」という冒頭から最後までずっと面白い悪魔憑き映画
アメリカ映画ではないので、アメリカ映画では最も死ななさそうなキャラから先に死んでいく(だがガザのニュースとか見てると、それが現実ですか
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トワイライト・ウォリアーズ 決戦!九龍城砦(2024年製作の映画)

3.5

前半の、主人公の陣が九龍城砦に受け入れられていく温か描写
中盤、陣が秋兄貴や虎兄貴といった、中国拳法の達人とはいえ初老のオッサンたちを若いピチピチの陣があまりにもボコボコにしすぎる描写がおもろすぎて爆
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ゴーステッド Ghosted(2023年製作の映画)

3.0

アナ・デ・アルマスが主演兼製作総指揮でボヘミアンラプソディの人が監督
世に出て自分を試すことが怖い誠実な農家の男(クリエヴァ)と、他人と真剣に付き合うのが怖いキャリアウーマン(スパイ)の女(アナ・デ・
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フライ・ミー・トゥ・ザ・ムーン(2024年製作の映画)

3.0

これは、近年稀に観る勿体ない映画でした
「アポロ計画陰謀論の真偽」を「正直な男と嘘が得意な女」に当てはめたラブコメ、というストーリーだけで天才かと思った
そして月面着陸の結末に映画『マトリックス』(1
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テトリス(2023年製作の映画)

3.0

前向きなアメリカ人ロジャースが『テトリス』の販売権をソ連に買いに行くだけなんだが、まるで異世界に紛れ込んだかの様に閉塞的なソ連の異様な対応や雰囲気に戸惑いつつも奮闘する
「楽しいゲーム実話ものかな?」
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ビーキーパー(2024年製作の映画)

3.5

優しい隣人が詐欺にあって自死してしまったので実は伝説のエージェントだった養蜂家(ステイサム)が詐欺のコールセンターを爆破したり、経営しているCEOをどこまでも追い詰める
本作のステイサムは「弾が当たら
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Cloud クラウド(2024年製作の映画)

3.5

前半、空虚な主人公の嫌な私生活。中盤、そんな主人公が不特定多数に嫌われてるという現代日本社会のネットの闇を描く……と見せかけて後半、意外な援軍が現れラストバトルで全てを無に帰す。そして地獄へ…
やっぱ
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陪審員2番(2024年製作の映画)

4.5

「イーストウッド引退作がNO宣伝&配信スルーだなんて…」と寂しかったが前作『クライ・マッチョ』が思いのほか珍妙な作品だったので「さすがのイーストウッドも90過ぎてようやく年取ったか。この引退作も同様に>>続きを読む

ロボット・ドリームズ(2023年製作の映画)

3.5

中盤で主人公のドッグとロボットがピンチになる
そこでロボットが途中まで楽観的な夢を何度も見る
ロボットは無邪気に見えるが夢の内容的に「割と現実主義者なのかな?」と思えた。それが終盤にもかかってくる
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THE BATMAN-ザ・バットマンー(2022年製作の映画)

3.5

スピンオフの『ザ・ペンギン』が死ぬほど面白い(開始11分で既にこのザ・バットマン全編より面白い)
だが意外とザバでの出来事を話したりするが思いのほか覚えてないので見返してみた
前は「映像や音楽いいし探
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蛇の道(2024年製作の映画)

3.5

オリジナル版の哀川翔やコメットさんや「宇宙の法則を教える塾」がないのは残念だが、それらは魅力が尖りすぎて本編もはやどうでも良くなってしまってたので一本の映画としてはこっちの方が完成度高いと思った
特に
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家出レスラー(2024年製作の映画)

2.5

岩谷麻優もスターダムも好きだし、ストーリーや題材やメインキャストなどはどれも良いんだけど肝心の映画本編だけが、なんか「世界まる見え」の再現VTRみたいだった
頭で想像したら大抵のことは再現できて、レス
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ルックバック(2024年製作の映画)

4.0

素直に良かったので、この監督にアニメ『チェンソーマン』を最初から作り直して欲しいです

藤野と京本、2人が描いた4コマ漫画が互いを動かし人生の方向性を決定づける。やがて2人は一つになり、互いに素晴らし
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イベリン 彼が生きた証(2024年製作の映画)

3.0

難病で一歩も動けない主人公がネトゲの中では、精神性だけがものを言う自由に動ける美男子”イベリン”となり色んな人に親身に寄り添ってもう一つの人生を生きた。その証を、ゲームのデザイナーがアニメ化して実際に>>続きを読む

エイリアン/ディレクターズ・カット(1979年製作の映画)

4.5

とにかく宇宙を舞台にした怪奇映画
エイリアンの素晴らしい段階的な生態(酸の血を出すので「宇宙船の中が最強の生物」というところが本作のために生まれてきたかのようでそこも良い)
天才ギーガーのエイリアンや
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ザ・ウォッチャーズ(2024年製作の映画)

3.0

これね。ストーリーとか、ウォッチャーズや森や小屋の秘密などの設定、結末など大事な要所要所は面白かったのに映画全体はフンワリしてるという惜しい映画でした
ストーリーや設定は、原作小説があるから多分小説が
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エイリアン2 完全版(1986年製作の映画)

3.5

10代の時以来久々に観たけど、やはり楽しかった
今観ると、「エイリアンの大群と戦う」という設定なのだがCGまだ無いしエイリアンいっぱい作る金もないので凄く工夫して「エイリアンの大群と戦う」を表現してて
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ジョーカー:フォリ・ア・ドゥ(2024年製作の映画)

2.0

先日、公開されて全米で歴史的な大爆死&大酷評で既に終わった本作
前作は「全部アーサーの妄想かも」って感じにも取れるように終わったが、そうではなく普通に精神病院に入れられた続編
元気なかったがジョーカー
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ジョーカー(2019年製作の映画)

3.0

それなりに面白かったのだが最初見た時、マーティン・スコセッシの『タクシー・ドライバー』(1976)、『キング・オブ・コメディ』(1982)ほぼそのまんまの話で主人公をシンボリックなジョーカーに変えた感>>続きを読む

エイリアン4 完全版(1997年製作の映画)

3.0

ロルムス面白かったので全部見返し中
これは当時好きだった。久々に観た
昔は「エイリアンが逃げ出して後ももう走る走る!猛ダッシュで戦いながら逃走!」というアドリナリン出まくってた印象だったが、さすがに2
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エイリアン3(1992年製作の映画)

2.0

『エイリアン:ロムルス』(2024)が面白かったので全部観返そうと思い、順番通りに観たら3でムカつきそうだと思って最初に3を消化した
数年後に大流行するフィンチャーのMV仕込みのサイコサスペンスじみた
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エイリアン:ロムルス(2024年製作の映画)

4.0

観る前は、監督とケイリー・スピーニーの傾向から「若者たちが酷い目に遭いまくる中、女性主人公が良いリアクションしながら頑張る映画」あと前評判からシリーズのファンへのサービスやオマージュを詰め込んだ映画だ>>続きを読む

MEN 同じ顔の男たち(2022年製作の映画)

3.5

夫への罪悪感や怒りとか男性への不信感などで主人公からそう見えてて、そういった夫や男性についてグルグル考えてる脳内をホラーっぽい映画にした感じかなと感じた
これは、つまらなかったわけではないが予告観て「
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シビル・ウォー アメリカ最後の日(2024年製作の映画)

4.0

ガーランド監督の4作目(まだ『MEN』とドラマの『DEVS』観てなかったからこれから観るわ)
四人のジャーナリストがまだ生きてる無能な独裁気味の大統領(思い切りトランプを想定した大統領)にインタビュー
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悪魔と夜ふかし(2023年製作の映画)

3.0

あらすじとコンセプトがあまりに面白そうすぎたせいか、ちょっと期待しすぎた感はある
とりあえずラストで悪魔が顕現する数分のシーンはセンスも良いし素晴らしい!……んだけど、そこに行き着くまで本編の80%以
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憐れみの3章(2024年製作の映画)

4.0

エマ・ストーンを始めヨルゴス・ランティモス作品に近年よく出とる俳優がいっぱい出て、全3話でそれぞれ違うキャラクターを演じてるアンソロジー映画
三章は、いつも同じヒゲの重症の男が居る以外に関連性はない
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オーメン:ザ・ファースト(2024年製作の映画)

4.0

『オーメン』(1976)の前日譚
『スター・ウォーズ エピソード4/新たなる希望』(1977)に対する『ローグ・ワン/スター・ウォーズ・ストーリー』(2016)みたいなもんで大体、想像通りの話が展開さ
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オーメン(1976年製作の映画)

3.0

未見だったが『オーメン:ザ・ファースト』(2024)が観たいから一応さわっとくか…と思って観た
ホラーは全体的に好きだけど子供が悪いことする系のは「ガキか…」とイマイチ興味もてなくて観てなかった
幼稚
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ホールドオーバーズ 置いてけぼりのホリディ(2023年製作の映画)

3.5

1970年、クリスマスから年明けまで全寮制の男子校にホールドオーバーズ(居残り)しなければならなくなった嫌われ者の古代史教師(演:ポール・ジアマッティ)と嫌われ者の男子高校生。
あと息子をベトナム戦争
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