このレビューはネタバレを含みます
宇宙モノは苦手（船外活動でぜったい何か起こるから！宇宙に取り残されるというイメージが私至上一番恐怖！）なんだけど、CMで気になっていたので鑑賞。
前半の測候所のジョージおじいさんとアイリスのシーンは、辻褄が合わない画がつながってたりして、ん？？？と思うところがいくつかあったんだけど、最後まで観ると、あれらは妄想（夢）だったのだから別に辻褄なんて合ってなくよかったんだと妙に納得してしまった。
あの無言少女アイリス＝宇宙船のサリー“アイリス” で、ジョージおじいさんが若かりし頃に付き合ってた女性が産んだ娘
ジョージおじいさん（役名が思い出せず）の若かりし頃の回想シーンが、それと分かるまで結構わたしの中で時間掛かってしまったのが難点だったな…
アイテル号の乗組員の地球での思い出と混ざってしまい、なんだか分かりにくかった。
・北極の待機場所を氷が薄いところに建てる？！オレンジ色のダウン、海落ちた時着てなかったのにいつ着たん？？
みたいに、大事なシーンでちょいちょいリアリティに欠けると気持ちが冷めてしまう
でもK-23やアイテル号の外のシーンとかは映像がキレイだった
血が無重力空間を舞うインパクト…🩸
それにしても。
地球が放射能で汚染されて住めない状態になっていて、宇宙探査から帰還しようとしているアイテル号に「やめとけ！」って言うために、余命幾ばくもない博士が北極から交信を試みるってストーリーだったわけだけども、最初のシーンで北極を脱出しようと去っていった人達は、どこを目指してヘリで飛び立っていったの？！
それがわたし的に最大の謎。
静謐な映画で音楽もよかったんだけど、、、細かい設定があやふやなのがすごく気になっちゃった。
原作読んだほう想像力でカバーできるかも。
世界って結局、自分の目の届く範囲のことなんだよな、と妙に哲学的なことが何度も頭に浮かんだ作品だった
だって人類が滅亡したら、
自分自身と自分と関わりのある人以外のことなんて考えられないし、考える必要もないのだから。
それが世界のすべて。それならば最初から世界はその範囲なんだろう。
眠い…
