ツクヨミ

オールドのツクヨミのネタバレレビュー・内容・結末

オールド(2021年製作の映画)
3.7

このレビューはネタバレを含みます

"生物だけ"時間の流れが早い空間。
ある4人家族は南国リゾートのプライベートビーチを訪れ過ごすことになるが、子供たちに異変が徐々に起こり…
Mナイトシャマラン監督ワンシチュエーションスリラー作品。今作はやはり設定がシンプルに面白い。プライベートビーチから出られず生物だけが異常な早さで"老い"ていく恐怖…子供は数時間で成人し、大人は異常にシワが増えていく。終いには受けた傷は瞬時に渇いて瘡蓋が張る始末…映像としてなかなか面白いものが見れました。
演出としては子供のハイスピードを最初は後ろ姿だけ映す"焦らし"が面白い。よくよく見ると何かがおかしく、声もいつのまにか変わり違う役者の顔が映る。同じ役なのに違う役者さんを使う贅沢さ。また映画が始まる前にシャマラン監督の祝辞が流れ、本編にも重要な役で監督がカメオ出演していて笑いました。
しかし今作のシャマラン監督作品といえばのどんでん返しはけっこうインパクトに欠けていたかなと感じてしまった。ジワジワくるのは嫌いではないけど、展開的に異常な結末と真相を期待してしまったのだろうか…。
演者で光っていたのはやはりトーマシンマッケンジー。水着2種類の着こなし見られるのは眼福でしたね笑。"ストーリーオブマイライフ"のエリザスカンレンや"ヘレディタリー"のアレックスウルフくんもいい演技してたなぁ。
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