監督のやや多めの出演もあり、丁寧な脚本と、散りばめられた伏線に後になってから気づいてしまう細かさなど、ナイト・シャマランワールド全開だった。
時間の経過と加齢のスピードが合ってない所もあったり、時間をかけて来た道を帰るっていう有効そうな方法がなぜかスルーされる謎もあったり、ツッコミどころも多少はあれど、面白い作品だった。
ガエル・ガルシア・ベルナルは、お父さんっぷりが板に付いていたし、ルーファス・シーウェルは、十八番のクセのある役だったりと、その他の配役もハマってた(繋がり云々は置いておいて)。
ストーリーとは関係無いけれど、ネタバレになったらごめんなさい。
冒頭の監督からのメッセージ、相変わらず出たがりな監督だなって思って見てたけど、この現状ならではだろうし、サービス精神と映画愛溢れる優しい言葉に、なんだかうるっとしてしまった。