このレビューはネタバレを含みます
薬開発のために罪もなき人々が
長期(一生)治験させられる残酷な物語。
始終ツッコミどころ満載だが
スリラーなのにどこか
時の流れ、人生の尊さを考えさせられるギャップ。
精神的に究極に追い詰められ、
波音だけで恐怖を味わえる描写が上手すぎる。
せっかく絞り出した脱出方法も有言実行ならず、
割と団結より殺し合い優先気味。
いや気絶は2回で充分でしょう笑
何度か目を背けてしまう生々しい描写も。
医者に巻き込まれたラッパーの冤罪は悲しい。
鼻血効果(？)で序盤の大物感すごかったのに笑
唯一、全てを受け入れ安らかに眠りについた
夫婦の死に様は美しく感じられ、感慨深い。
全体を通してテンポ良く中盤はスリル満点だったが、欲を言えば暗号解読してからの
はい、解決しました臭が半端なくて笑
もっと凝った設定にして解読に早く気づくも、グループ内の1人が裏側の人間で研究を全うさせるために騙して脱出を引き止める、とかどんでん返し要素が強ければより惹き込まれたのでは？
そもそもあのビーチの発見者は叔父さんなのかしら？
