天才フォトグラファー、ニュートンのドキュメンタリー映画。
１２人の女優や、モデル、編集者などがニュートンについて語る。
何十年も前から強い女性を撮り続けてきた彼は、当時の人からみると理解し難い存在だったかもしれないけれど、彼を天才と評し、実際に未来へと名前を残せたのは、普通じゃない、下手したら批判の嵐にもなりかねないことをしてきたからだと思う。
女性の裸体をファッション誌、しかもVOGUEの撮影で撮るということは、とてつもない挑戦であるように思えるが、それがすんなり受け入れられたのは、ただチャラついて撮っていたのではなく、しっかりとした意味があったから。
だから支持されて生涯フォトグラファーであり続けられたんだなって。
奥さんとの関係性もとても温かな愛のぬくもりが伝わってきて、術後の写真や、奥さんが最後にシャッターを押したツーショットは、とても羨ましく理想であり、ニュートンが人としても男性としても素敵な人だったということが伝わってくる。
写真の見方が変わるドキュメンタリー映画でした。
