みん

アンダードッグ 後編のみんのネタバレレビュー・内容・結末

アンダードッグ 後編(2020年製作の映画)
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このレビューはネタバレを含みます

そろそろボクシングに本気出すよね?という雰囲気をぷんぷんさせつつ前編が終了したから、いよいよやな!と思ってたらまたもやふらふら。離れて暮らす妻には離婚届を突き出され、息子にはカッコ悪いと言われ散々。デリヘルの送迎のアルバイトも店が潰れたり、晃が惚れかけてた従業員の女性が娘を殺そうとしたり、晃の周りも散々。そんな中で龍太が傷害事件に巻き込まれ(正確には復讐される)、ボクサー人生の終わりが見える。そのラストマッチの相手に選んだのは施設時代に自分にパンチをくらわせた憎き相手、そして自分にボクシングを教えてくれた憧れの相手、晃。回想シーンで晃の試合を見た龍太が言った「負けても最高」っていうの超染みたなー。私もそんな人生歩みてー!ってなった。晃も印籠を受け取り、それからというもの減量し、練習しまくり、本来のボクサーとしての自分を取り戻す。晃が世界チャンプになるしかないって言ってくれた時ほっとした。いざ試合、前半を超える試合できるの?と思ってたけど余裕だった。もう映画じゃなくボクシングの試合そのものを見ている気分やった。というより夢中で応援してた。ボクシングってこんなにかっこよくてこんなにも感動できるんや、知らんかった。圧倒的な試合のシーン、芝居、演出どれをとっても邪魔するものがない。むしろ全てがかけ合わさって最高が完成してる。すごかった。特に森山未來、本気の身体してた。北村匠海も、持ち前の三白眼がとっても生きてた。試合後お互いを称えているのをみて劇場は涙ぽろぽろ。ひゅーいくんのFlowerもぴったり。この先も晃のボクサー人生が続いて、世界チャンプになるところまで、とりあえず勝手に想像して泣きます。
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