ブタブタ

アンダードッグ 後編のブタブタのレビュー・感想・評価

アンダードッグ 後編(2020年製作の映画)
4.0
『ミッキー・ロークの「猫パンチ」から「レスラー」へ』
前後編合わせて五時間弱の大作。
全てが崩壊に至る中盤の展開。
過去からの復讐(自業自得)から末永と大村の真の因縁が明らかになり二人のリングでの対決迄一気に見せる後編。
ボクシングのクライマックス、スローモーションで見せるファイトシーンは殆ど塚本晋也『東京フィスト』みたいな有り得ない程の壮絶な戦い。
末永の追い詰められた先にあるリングはミッキー・ロークの『レスラー』みたいだったけどこっちはそこで終わりでなく更に「つづく」
ルーザーズ、敗者たちのその先に見た「一瞬の光」
AbemaTVドラマ版だと後日談があるみたいだけど前後編で充分だと思う。
それからAbema制作という事で芸人出演陣が豪華。
個人的にはジャッキーちゃんが嬉しかった。
それから大村の妻の萩原みのりさんが抑えた芝居で決して前に出ずそれでいて芯の強い女性という感じで存在感があった。
北村匠海さんて『キミスイ』とかの顔がいいだけのヒロインの相手役位しか見た事なかったので、その暗い瞳とダークな雰囲気がめちゃくちゃかっこよくこういう役をもっとやって欲しい。
それから気になったのは末永の働くデリヘル店店長ってバイ・セクシャル?
店長のヤクザ達への殴り込みでは「キチガイに刃物VS相撲」の対決が見れたけどやっぱり「相撲最強伝説」なのか🤔
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