この映画を観たら恋人ができました！系の冗談が似合う作品。くだらない笑いをふんだんに散りばめつつ、アクションシーンと伏線回収もしっかりやる。とは言え考察のようなものは必要なく、作品に身を任せていればすべて教えてくれる良心設計。開始早々の派手なタイトル登場が良い。スローモーションに対してメタなギャグを取り入れる鋭さ。分析した上であえてバカをやっているのが伝わってくる。エロもグロもR指定するほど過激な内容には思えなかった。むしろ見せすぎない配慮を感じたほど。海に一切入らない筋肉対決。毒を持つウニ（有名なのはガンガゼ）。炎のCG。潜入×複数回。死の扱いはやや軽め。赤ちゃんの写真。変装。中国が関わっている映画なのにサムスンを持ち上げる意外さ。ドラマ版は未視聴ながら、先輩登場シーンは作品愛とリスペクトが感じられて好感。砂浜のペテン師。花火。雑さや真剣みの薄さを感じる部分はあるものの、ゆるく楽しく観られた。
