つだ

川っぺりムコリッタのつだのレビュー・感想・評価

川っぺりムコリッタ(2021年製作の映画)
3.0

人と人との繋がりって煩わしくて、うざくて、めんどくさい。でも、それでも誰かと一緒にご飯を食べるってとても素晴らしいことなんだなと思える映画でした。

セリフとセリフの行間にいろんなことを詰めこんでいるようなお話なので、最初は難しいなと感じました。「生きていればいろんなことがあるけれど、ささやかな幸せを大事にしていこう。」「人との繋がりを大事にしていこう。」そんなメッセージを受け取りました。

出会いがあれば、別れもある。なぜなら、人は必ず死ぬから。でも、死が人との繋がりを断ったとしても、その魂は空気中の至る所に在る。地面に埋めれば地球の一部になるし、いつかは生きている人の一部になる。

死生観って人それぞれでおもしろいなと思いました。


松山ケンイチ演じる山田さんがしゃもじを持って炊飯器の前で待っているシーンやすき焼きの前にダッシュでくるところが最高でした。あと、ガム噛んでるお坊さん。
つだ

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