他のアーティストでも同じことが言えるが、「ビリーアイリッシュ」は、本人一人だけでなく家族や関わった人間で作り上げている、ということを強く再認識した。彼女を危険に晒さないように、家族が彼女を支えているのを見て、アーティストである前にビリーも普通の10代の女の子なのだと思った。
ファンに少し冷たい態度をとった、と評されて不貞腐れるビリーアイリッシュにすごく共感を覚えた。好きな人たちの前ではいい人でありたい、と思うけど少し邪険な態度しただけで評価が急激に下がるのは自分も納得がいかない。
ライブの時にスマホのカメラ越しで鑑賞するのちょっと勿体無いと思った。動画に残して思い出だったりSNSに記録するのはすごいわかるけど、実際に生で体験できるその瞬間を自分は楽しみたい。
ドキュメンタリー映画だからこそ、家族愛というテーマが生々しく伝わってきたし、グラミー賞を受賞している様子はフィクションでは作ることはできないような感動があった。