ゲイであることはカミングアウト済の高校生。それだけでも勇気がいるよな。でも彼は、もっと突き進む。
彼が幸運だったのは人間関係。
母親とその友人、親友、ショーの先輩、クラスメート、良い人達に恵まれた。
途中、エイズの話題が入る。当初は男性同性愛者がかかる死亡率100%の病と言われていた。
今では発症を抑制できる治療方法が確立しているが、当時のゲイの人達は偏見と恐怖に苦しんだだろう。ショーの先輩の涙が当時を思い起こさせる。
また、親友がいじめっ子に言う言葉も良かった。「卒業したら関係なくなる。他人になる」人間関係で悩んでいる子に知って欲しいメッセージだ。
軽く見られる楽しい映画と思ったが、よく考えると結構深い。
実話ベースらしく、エンドロールに本人が登場する。その綺麗さに吃驚。
プロムのドレスも映画より攻めてて、それにも吃驚した。