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あの夏のルカのATのネタバレレビュー・内容・結末

あの夏のルカ(2021年製作の映画)
4.3

このレビューはネタバレを含みます

子どもの頃夢見た「無限に広がる世界」。
3人の子どもたちの成長と巣立ちの物語。

とっても良かった……!

関わったスタッフさんはジブリ作品大好きなんですね。
色んなところにジブリのオマージュが散らばっていて、何処となく懐かしさを感じずにはいられなかった。

アルベルトのような役どころ、少年の成長を描く際には際立つ存在で切なくて愛おしくて好き。自分が手を引っ張ってきたルカがどんどん先に行く焦り、嫉妬、寂しさ、色んなものを抱えていて。
直接な描写は無かったけど、レースに現れるまでに自分で向き合って壁を乗り越えてきたんだよね。

そんなアルベルトを観たからこそルカもあの一歩を踏み出せたんだなと思うと、最高の友情だと思った。

最後、アルベルトが手を離しても倒れない「自立したベスパ」の、あんな些細な描写が彼らの成長を全部物語っていて、とても印象に残って凄く良かった。

汽車の場面のやりとり泣いた。

アルベルトが出ていった後にすぐさま探しに出てくれたマッシモが、彼の父親のような存在になってくれたのも良かったなぁ。まんまフクオさんだったけど笑

みんなが幸せに一歩踏み出してて最高のハッピーエンド。

それにしてもジェイコブ君はやはり素晴らしい役者さん👏
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