大人にこそ観てほしい夏映画
青い空、打ち寄せる波、風になびく木々、大空を羽ばたく鳥たち。
忘れかけてた子供の頃のキラキラした夏の思い出が、一挙に押し寄せ、あたたかく包み込んでくれます。
人間にとってルカたちはシー・モンスターと恐れられていて、ルカたちにとっても陸のモンスターは怖い存在として描かれています。お互いに“知らない”からこそ、怖いと感じてしまう。
この映画では、“見えない(知らない)怖さ”というのが、キーワードのように随所に散りばめられているように感じます。
それぞれが持つ恐怖を乗り越えたとき、広くて温かい世界の素晴らしさを感じることが出来る作品です。