あの夏、ぼくらは友達になった。
良すぎる。
なんて爽やかな映画だったんだろう。
ルカの純粋な好奇心とアルベルトのまっすぐすぎる素直さ、ジュリアの勇気溢れる優しさとマッシモの包み込むあたたかさ、イタリアの街の陽気な雰囲気と海で生きるシーモンスターの保守的な家族模様にまさに今を生きる映画だと思った。
最後のシーン本当に最高だった。
ピクサーで今まで描かれてきた雨は登場人物の気持ちの落ち込みを表す雨だったのに、「あの夏のルカ」で革命を起こした。
こんなにも雨が私たちに勇気を与えてくれるものなのかと涙が止まらなかった。
ルカ、アルベルト、ジュリアはもちろんだが、
大人のマッシモや、ルカの両親、街の人々もたしかにあの瞬間変わった。
すべてをこえて交わえる私たちの明るい未来を指し示してくれた映画。
私もこれから不安になったらこう叫ぶ
シレンツィオ、ブルーノと。