どらみ

COME & GO カム・アンド・ゴーのどらみのレビュー・感想・評価

4.3
活気に満ち猥雑な街大阪
かつて私も住んでいたし
親戚は今も住んでいるのだが
今行くと東京よりも街のパワーに負けてしまう感じ…

行き来するアジアの人々が大阪の街で交差する群像劇
夢を求めて来日するも日々の暮らしに疲弊してゆく留学生
観光客もハイソ、ツアー、ネカフェに泊まる貧乏旅行と様々
田舎から出てきて搾取しようと近寄ってくる怪しい輩の誘惑に
翻弄される危なっかしい日本女性も

社会問題を提起しつつリム・カーワイ監督の眼差しは
飄々とユーモアに満ち明るい
笑いながら観終わって
深く自分自身を振り返る

野本組常連長尾卓磨さん、辻凪子ちゃん、森本なぶさん…
個性的で好きな役者さんを見付けて嬉しかった

儚げで危なっかしい田舎から大阪に出てきて
様々な誘惑に翻弄される女性
最初気付かなかったが
最近観たばかりの”きみは、愛せ”の兎丸愛美さん!!
全く違う雰囲気で今回も素晴らしい印象を残した
どらみ

どらみ