ゆ

皮膚を売った男のゆのレビュー・感想・評価

皮膚を売った男(2020年製作の映画)
3.8
重たいだけの話かと身構えてみたけど、映画としてのまとまりもあってよかった。
画面が綺麗で鮮やかだった
美術館に出勤してくシーンがめっちゃ綺麗だった。

何を取捨選択するかっていう局面は誰しもにあるけど、基本的な権利が取捨選択の対象になってしまうのはなぁ…誰のための人権?自由?とかっていう問い以前に、誰しもが保証されるべき権利だもんな…

最後のオチにも通じるけど、芸術って物事の切り取り方の勝負ってとこある。

美術館で展示されてる(背中を見せて座っている)サムを観る人たちってつまり、古谷先生が前言ってた、(人道的)サファリパークの話に通ずるところあるな…って思って、色々スッキリした。
ゆ