このレビューはネタバレを含みます
人間だ!人間の映画だった、優しさも、ましてや美しさもない。
人間の嫌な部分だけにスポットライトを当てたようなストーリー。
戦時中とか市民はこんな感じだったんだろうな、皆で太い縄をあんで少しでも飛び出たら切り落とされてしまう。
崇めてるはずの神様も汚い身なりと軟弱な雰囲気だと「ありえない」者になってしまう。
見てるこっちからすると最初からこの人カミサマだろ?ってわかるので、なんでその権力でガツンと行動してくれないんだとヤキモキします。
カミサマも人間が都合よく作ったものでしかなくて、人間が怖い、傷付いてる人を見て笑いながらバンザイできる、それが人間です。