単純に私が好きな雰囲気だっただけかもしれないけど。
すごく瑞々しい作品だった。
産業化が終わった後の取り残されたような中国の地方都市の雰囲気。少女達の鬱屈した感情と、キラキラした瞬間。
チュー・ティンは母ではなかった、けどシェイ・チンを愛してたよね？思いやっていたよね？
ラストのシェイ・チンの笑顔と、エンドロールに流れる楽園という曲が、みてから1週間経ってからも頭に残ってる。
言葉にうまくできないんだけど
嬉しくもあり切なくもありどこか後ろ暗くてキラキラしててそんな思春期の一瞬を、母と娘の関係と思いを、こんな風にきりとれるシェンユー監督の作品を他にも見たいなと思った。
パンフレットをかったら、シェンユー監督が「この作品は娘シェイ・チンが戻ってきた母を守るためになんでもするという感情の物語」と言っていて、腑に落ちたと言うか。私は感情と愛の物語が好きなんだな。
監督はトレインスポッティングが初めて好きになった映画らしくて、スタンリーキューブリックやティムバートン、デヴィッドフィンチャー、ポンジュノが好きらしい。
私の好きな映画とかぶっていて、やっぱり感覚が合うのか〜！！！ってなんかちょっと感激してる。
