2022

映画大好きポンポさんの2022のネタバレレビュー・内容・結末

映画大好きポンポさん(2021年製作の映画)
5.0

このレビューはネタバレを含みます

再 夢と愛と狂気が詰まった最高の創作讃歌、大好き!アニメでしか出来ない映像表現が美しくて楽しくて、熱ある言葉と物語に背筋が伸びて頑張ろうって思える
・「幸福は創作の最大の敵だ」「社会から切り離された人だけが、深く広い自分の世界に行ける」
すごく大切な言葉でいつも勇気になる 共感する時もあるし、自分まだ幸せだこのままじゃどこも行けないって我に返る時もあるし(今)、絶望した時のおまもりみたいに心丈夫にいつもなっている
・最後の編集のシーン、「切れ、切れ、切れ」が大好き。あったかもしれない友情も幸福もぜんぶ切り取る、積み重ねてきた過去も絶望すら無かったことにする、そうやってぜんぶを捨ててぜんぶを今に賭けて一つのものを創る覚悟…
この映画自体がジーンの背景を極限まで削っててだからなかなか応援しづらい主人公だと思ってたけど、それは切って切って切りまくってただ映画をつくる監督としてのジーンだけを切り取っているからで、だからこそ90分の最高の映画で……アツすぎる構造で凄い
・創作に直接関わっている人だけじゃなくて、アランの存在とか、ひとりひとりに物語があるというメッセージ性も好き ポンポさんもジーンもナタリーも皆に物語があって、主人公という定義自体が無粋
・雨や水溜まり、夜の描写、ピンクのハイライト、本当に綺麗でうっとりする
場面の切り替わりもいつも楽しくて格好良くて、ひとつひとつに愛を感じる

こういう表現の足し算でうるさく何かを伝えようとしてる派手で熱血なアニメ映画が好きだな~~と最近気づいた
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