めちゃくちゃ今時な感じのノーストレス映画だった。
見ているうちに要所要所が端折られてるような、もっと深く掘り下げても良いのになって感じるシーンがあるけど、これもちゃんと最後に意味を感じさせてくれる演出で上手いなぁと思う。
絵的にはいかにもアニメって感じで、一見して低年齢向け。
実際、ポンポさんの動きとか快活さは小さい子にも伝わりやすいと思う。
だけど込められているメッセージ的には普通に大人向けになっていて子供も大人もそれぞれの視点で楽しめそう。
強いていうならこれから大人になる手前くらきの年齢層の人だと夢と希望の押し付けに感じるかもしれない。
声優は大塚さんとかは流石の出来栄え。
逆にというか、わざとなのか分からんけどヒロインがなんとも新人くさい感じ。
役的にそうしたのか、あれが限界なのか…
まぁ今後に期待ということで。
あと、ポイント高いなって思ったのはワードセンス。
「満たされた人間っていうのは物の考え方が浅くなる。幸福は想像の敵。」
とかいかにもマジョリティ側にいない人の言葉だなぁと思って好きなセリフ。
90分でめちゃくちゃ見やすいし、そういう言葉を拾うためだけに見返しても良い。
作った人たちのオーディオコメンタリーが聴きたくなるような良作でした。
