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映画大好きポンポさんのmimurのレビュー・感想・評価

映画大好きポンポさん(2021年製作の映画)
4.0
なんで子どもがプロデューサー?とか気にしたらダメ。
光を印象的に使う。目に宿る光。輪郭を縁取る光。街に差し込む光。フィルム缶の光。映写機の光などなど。
夢に光が宿る。
視覚的演出もふんだんで、誇張された、ものづくりゾーンや頭・心の痺れが見ていてわかりやすいし楽しい。
ものづくりや夢vs暮らし的な構図ではあるものの瑞々しい狂気という感じで、爽やか。
表現者の狂気の話ではあるけど、クリエイターサイドだけでなく、資金繰りやキャストスタッフ調整、融資も描かれているのがよい。クリエイティブだけでなく、裏方も含めて花形であるというとこまで踏み込んだの素敵。

映画90分推奨なのはわかるけど、3時間が楽しい時もある。

わたしも映画や物語に救われてきたので、感極まるシーンがいっぱい。
映画が好きで良かったって思わされる。
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