絵が可愛いからこんなに重厚な内容だとは思わなかった、なめてた…
1本の映画の制作過程を描いた映画
私は映画が好きだけど、監督やプロデューサー、俳優や脚本の思いや撮りたいものは映画を観る時にあまり意識してこなかったし来歴もほぼ興味無いタイプだったんだけど1~3時間の映像の中に作り上げてきた人たちの情熱や信念がたくさん詰まってることを教えてもらった気がする
長い長いエンドロールに連なる名前全員の力で1本の映画が完成する、たくさんの思いが込められてる
映画は人生、人生は映画
月並みな表現かもしれないけど言い得て妙だ
ちょっと前までは映画を観て登場人物に自分を重ねて感情移入してたけど、今はいかに多くの映画を観るかに拘ってた気がする
いろんな映画を吸収したいのは昔から変わらないけど、特に生きることに絶望していた学生時代は、映画に救われたくて、何か生きるためのヒントを得たり視野を広げたりするために(或いは現実から逃避するために)映画の世界に没頭してたことをジーンを見て思い出した
久しぶりに登場人物と自分を重ねることができた
私が映画を生き甲斐にしてた頃の楽しみ方を思い出させてくれた
登場人物、皆良い人で、ハッピーエンドでよかった
かといってご都合主義だとも感じなかった
挫折の経験、無気力感に襲われるような日常を全部確実に積み上げてきたからこそ出来る努力をキャラクター達が魅せてくれた
できれば中学生か高校生くらいの時にこの作品と出会いたかった
映画に携われる仕事、憧れるなあ
この映画の1番気に入ってるところは、上映時間が90分だったことです
