久しぶりに、
「あ、そうだ!映画観よう〜」と思えた日に選んだもの。
制作者のお話だよ、と元同期が現役同期時代に教えてくれた映画。
当時は忙しさで観る暇なくて、辞めてからは勇気が出なくて観ることができなかった映画。
まだ治ってもないけど、観てみようと思えたのは、大きな戻りだと思う。
改めて、制作の世界ってのは狂ってると思った。…良い意味でも、悪い意味でもね。
「友情を切れ、家族を切れ、生活を切れ、切れ、切れ、切れ」
例えであり、制作に関わる人たちのことそのものだ。
最初は、あまり気にしなかった。そういう世界だから仕方ないよね。そんなことよりも楽しくて仕方がない。
でもどんどんそれ以外に無くなって、それすらもまともにこなせなくなって壊れていたのが私。
それを乗り越えた人たちだけ残るから、作品が生まれる。
全てが順調に行ってる人に、情熱はない。創れない。
90分にこだわったから、とんとん拍子すぎる感は否めないけれど、辞めた人たちにはわかるものがあると思う。
p.s.いつの間にか、自分の趣味の中にあった映画が抜け落ちて、考えたくない世界に制作が入り込んでいたけれど、何事もなく過去を客観視できた気がする。