映画の都ニャリウッドで、映画を
プロデュースしているポンポさん
はアシスタントのジーンに、
オーディションの受験者ナタリー
を題材に、自身が執筆した脚本の
監督を務めるよう依頼する。
幼い頃から映画が大好きで数多く
の映画を観賞してきたジーン監督
は、
撮影が進むにつれナタリーと共に
成長していき、メンバーと一緒に
作品を創り上げていきます。
撮影が終わり、自身で編集作業を
行っていく中で生まれてきた疑問
を解消するために彼が行った決断
を見届けて頂きたいと思います。
スティーヴンスピルバーグ監督の
作品には優れた編集者がいること
が知られていますが、
膨大な量のフィルムの中から本当
に必要な部分を取り出して、編集
するという作業は、非常に繊細で
難しいものなのだと感じます。
本作ではジーン監督自身が編集を
行っていますが作品に関わる人々
の想いを考えながら、
泣く泣くカットしてしまう場面も
あり、そのあたりの葛藤も上手く
描かれていました。
ぜひ一人でも多くの映画好きの方
に、観て頂きたいと思えるような
作品でした。
