たしか小学校高学年か中学校に入りたての頃のこと。この映画が日曜洋画劇場で放送されていた。
火星に放り出されたシュワちゃんの目玉がギョロギョロと浮き出て今にも破裂しそうになるシーンにゲラゲラ笑った記憶がある。なんてはちゃめちゃな映画なんだと。
その後、フィクション作品を科学的に分析する『空想科学読本』という本を読んでいたらこの映画が取り上げられていて、シュワちゃんの目玉が飛び出していたのは科学的に正しいことを知って驚き。
意外と考えられてたんだなあと。
そして大学の時にディックの原作を読んで、その面白さにまたビックリ。
なんだかんだで長い間側にいた作品なので、久し振りに鑑賞に行きました。
まあ映像が綺麗になったかは然程気にならなかったものの、やっぱり面白い。
特にラストまで見ても色々な解釈ができるところが素晴らしい。ヴァーホーヴェンは変態のイメージが先行しているが、素晴らしい監督だと改めて実感しました。
