ただただ怖かった。こんな事を行っている国が自分のいる日本のすぐ近くにあると思うとゾッとする。
映画は3Dアニメで作られているのだが、人物や場所などがデフォルメされたいわゆるポリゴンちっくだった。すぐにそれには慣れるが、むしろそれでなくては見ていられない程内容が酷く辛いものだった。
中盤でヨハンが監視員になったとき年老いた人に厳しく当たり、また、監視員を剥奪されてからミヒとインスの3人で葬儀屋っぽいことをする流れがある。そのシーンで自分がヨハンだったらと、考えさせられた。人は損得ではなく人を慮り、相手の安らぎを想えることが本当の美しさであると気付かされた。