トゥルーノースの作品情報・感想・評価

トゥルーノース2020年製作の映画)

True North

上映日:2021年06月04日

製作国:

上映時間:94分

ジャンル:

あらすじ

「トゥルーノース」に投稿された感想・評価

momoka

momokaの感想・評価

5.0

このレビューはネタバレを含みます

ポリゴンの低い画像で表現したの正解だったと思う、やわらかい線で描かれていたら耐えられなかった
最後のドンデン返し、訴えかけるようなラストシーンの演出がよかった
映画が終わった後、ポップコーン売り場の前で楽しそうにしている家族やカップルを見て泣きそうになった
「誰が正しいとか、間違っているかではない。『誰になりたいか』を自分に問いなさい」
「美しいものを探してね。どんなときでも。」
政治ではなく、私の家族の話を…といって始まるのですが…
信じられないような現実を、世界に伝えるために作られた映画。正直、何が出来るかわからないけど、まずは知ること。託された物。
北朝鮮の実情の悲惨さはデフォルメされたCGアニメーションだったからギリギリ耐えられたところはある。
いや、しかし映画としてよく出来過ぎている。凄い作品を観てしまった。
Yuri

Yuriの感想・評価

5.0

北朝鮮ってやばいんでしょ、の一言で言い表せないほど残酷な現実を知りました。
未来が見えずとも諦めない、強くて優しい人達がいっぱい北朝鮮にいるんだと考えると、どうにかして助けてあげられないだろうかと胸が痛みます。

もし実写だったら私は耐えられなかっただろうと思うほど、信じられないほどの残酷さがありました。
描かれていることは恐らく本当に北朝鮮で起きていることなんだろうけど、それを映画とするに必要なブラッシュアップの余地はまだ全然あるような…(うまく説明できないけど似たような題材のFUNANの時はこんなこと感じなかった)。バーチャファイターみたいな作画もなんだかなー。しかしあれですね、4人家族って幸せの象徴ですよね…。
メメ

メメの感想・評価

5.0
ものすごくツラい内容でメンタルやられたけど多くの人に観て欲しい。北の真実を知って欲しい。こんな現実、許しちゃいけないよ・・
特定できないようにわざと稚拙にアニメーションを作ってるかも。どうだろう。

元看守や脱北者の証言を元に作られている。
アニメだろうが観る価値はある。

映画を観ながら、今の状況が負の連鎖の上に成り立っていることを思う。この先この国はどうなるのだろうか。

この映画のように周りからでもいいから、常に情報が隠れないようにしていく必要がある。
翼

翼の感想・評価

3.8
あまりにも非現実的で
けれど、これらが恐らく現実で起こっている。

北朝鮮脱北者の目線で描かれる、北朝鮮収容所?の話。
どこまで脚色なのかはわからないけれど、紡がれる凄惨な生活は真実なんだろうと思う。あまりにも唐突に失う日常と、次第に馴染んでしまう日常。

そして、失われないもの。

どうしてこの技法にしたのか、というところは少し気になる。
見ておけてよかったと思う一作。
JUN

JUNの感想・評価

3.8
2021.06.08

予告を見て気になった案件。
日本とインドネシア合作の3Dアニメーション作品。

北朝鮮からの脱北者の目線から、強制収容所の現実を描く。

北朝鮮を扱った作品も、ポリゴンアニメーションも初めてでしたが、こんな題材と表現方法があったのかと、両方の意味で衝撃がありました。

強制収容所という、今作を見るまで存在すら半端にしか知らなかったものを知ることができましたし、
思わず目を逸らしたくなる現実だけでなく、そこで暮らす人々が、凄惨な世界の中で喜び悲しみ、死を悼み、時に助け合い、時に憎しみ合いながら、人間らしく生きようとしている様から、人間の強さや弱さを感じました。

そんな現実がポリゴンという表現で描かれたことによって、実写ほど生々しくなく、しかしアニメほどポップにならず、絶妙な塩梅でキャラと世界観が突き刺さってきました。

結末についても、どんでん返しがありつつ、救いのある終わり方にも見えますし、こんな事実が今もなお認められていないというのは、ある意味胸糞悪い終わり方とも言えますね。

個人的に、監督自身が字幕を翻訳したことで、誤訳や解釈違いの心配もなく日本人が隣の国の現実を知るというだけでなく、世界中に事実を知ってもらうという今作の使命みたいなものを感じました。
yutanian

yutanianの感想・評価

4.3

このレビューはネタバレを含みます

北朝鮮の政治犯収容所に入れられた家族の物語。

物語の構造は『FUNAN』と同じ。
本人たちにも理由が分からぬまま、理不尽かつ強制的に移住させられ、貧困の中で働かされる…その環境からの脱出。

しかし、『トゥルーノース』は舞台が北朝鮮。
テレビなどで薄く知っている情報が、アニメというデフォルメされた姿ながら強烈なインパクトで実体化されてしまった。

命が軽んじられ、死がほんのすぐそこにある日常。
そんな生活のなかでもなんとか寄り添いあって生きる母と主人公と妹。
様々な出来事の末、脱走・脱北を決意し…

物語的な脚色もあるだろうが、これは今も続く北朝鮮の実情なんだろう。

描かれていたのは、貧相な食事、ボロボロの居住区域、理不尽な暴力…
あまりに理不尽な理由での公開処刑もちゃんと。
日本にも言及されていて、地続きの物語だと強く感じられた。
終わり方に希望を見いだせるのが救いか。

サクッと始まった印象があるが、ちゃんと観ておかないといけない作品だった。
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