もこみ

エポックのアトリエ 菅谷晋一がつくるレコードジャケットのもこみのレビュー・感想・評価

4.1
思った以上にクロマニヨンズの映画でした。ヒロトマーシーだけじゃなく、コビーやカツジのインタビューまであるのが嬉しい。
ブルーハーツもハイロウズも10年で終わっちゃったけど、クロマニヨンズは今年で15年目。長く続く理由は、音楽的にはドラムのカツジとベースのコビーといったリズム隊の存在だと思っていましたが、それに加えて菅谷さんの存在も相当大きなものなのだなと気づきました
菅谷さんの人柄がそのまま出てるような、ほんとに素敵な映画で、ずーっとマスクの下でニコニコしながらみてました。

「クレーンゲーム」のジャケットはずっと「なんで再生ボタン?」と思っていましたが、まさかクレーンゲームのボタンだったとは、確かに。そしてあの絵をスキャンしたんじゃなくて一眼で撮って、しかも文字はハサミで紙を切っただけのものだったなんて。。。!

クロマニヨンズの紙ジャケ初回限定盤CDは僕の青春なんですよ。旧作はブックオフを何軒も回り、少ないお小遣いをつぎ込んで集めていました。それから新作が出るたびに増えていった紙ジャケットのコレクションは、僕にとっての宝物です。あの絵だからこそ集めたくなったんだと思います。
歌詞カードに載ってる絵は、なんとなく高橋ヨシオと探検家の物語になってるなぁ、と思っていたので、菅谷さんの口からお話が聞けて、なんだか感無量です。ネジの話とかは、クロマニヨンズとは関係なくこんなに勝手にやっちゃってるんだと思いましたが笑

ただ、インタビュイーの名前とかは表示して欲しかったです。クロマニヨンズやOKAMOTO'Sは分かるけど、他の人の顔はまず知らないし、パンフを見ないと誰だか分からないのは変です。意図的な演出だとは書いてありましたが、どうしても内輪向けの映画になってしまっています。

それでも、こんな素敵な映画を作ってくれてありがとうございます。
作品の規模的に難しいかもしれませんが、円盤化希望です!クロマニヨンズのライブDVDの特典にでもしていただければ。。。!!!
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