奈良を舞台に、中国残留孤児の養女と母の絆をつづるロードムービー。日本へ帰国後消息が途絶えた養女を搜しに来日した養母の旅を描く。
「中国残留孤児」・・・肉親と離別して孤児となり中国の養母父に育てられたり、やむなく中国にのこることとなった人々。
戦争は終わっても苦しむ人はいる。
このストーリーはハッピーエンドではないが、言葉の壁を超えたやりとりがあり、心が温まる。自分の若い写真を見せ合ったり、旗を作ったり。
「世界共通言語は英語よりも笑顔」そんな歌詞があったのを思い出した。
言葉で伝えるのがどんなに下手くそでも、感じるものがある。逆の立場からでも、そんなことが築ける力、気付ける力はほしいな、と思った。
カフェで本を読んでいると、店員の雑談が聞こえてきて、特に内容のない話だったり、近況のことだったり、意外にそれを聞くのが自分のルーチンだったりする。例え、しょうもないことでも、知らない人のことでも、つまらなくなく、興味がある。自分は変わり者なのかもしれないが、もし自分がこの映画の世界に入りこんでしまったら、自分は興味本位で捜索に協力するだろう。仕事にさしつかえなくね。