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クライマーズ・ハイのlaのレビュー・感想・評価

クライマーズ・ハイ(2008年製作の映画)
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「64」と同じ原作者の作品。(この方、実際に地域紙の担当記者として、墜落事故の取材担当をしていたんですね。)そして同年の大河:篤姫と並ぶ、堺雅人の出世作

インテリが作ってヤクザが売る、と言われる新聞社(作品中では社長もヤクザぽかったが)
朝刊と夕刊を毎日のようにつくる。現代ならまだしも、1985では毎日が地獄の戦いでしょう、、新聞社シーンはファニーなところもあったけれど、見ててすごく疲れた笑 この業態考えた人はマジで罪深いと思います。笑

そんなしんどい業態でも、世界中で続く、
新聞をはじめとした「情報を扱う業種」
それら業種に対する“伝えるということは誰にとっての正義なの?”という問い。
本作の題材は最も答えに詰まってしまう類のもののひとつ

むずかしいな。本作を見て、数回咀嚼しても、なんと言ったらいいかわからないな
けど、登場人物たちは命を燃やしながら、まさにクライマーズハイで、各々が思う「自らの使命」「報道の使命」を死ぬ気で果たそうとする。
たぶん、こういうキツい時に、「自分の使命ってなんだっけ」ということが無意識下でも腹落ちしてないと、精神が持たないんだ思う。

役者さんは全部スター選手、でも堺雅人と滝藤さんが目立ちます!滝藤さんの卓球台のシーンが印象的。愚直だけど弱くて、真面目すぎるがゆえに狂う役が似合いすぎます…役名「半沢」だったのがすごいよなあ!
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